信頼できる経済的かつ包括的な SEO分析ツールを必要とする個人のウェブマスターまたは小さな SEO 代理店であれば、Mangools は間違いなく良い選択になります。中のKWfinderというSEOツールは業者の間で評判です。
Ahrefs や SEMRush などのSEO 総合ツールと比較して価格は 3 分の 1 未満です。また、検索順位と被リンクのチェック、キーワード選定などのSEO分析における常用機能を揃っています。レポート生成のクレジットの数もより一層たっぷりです。海外ツールですが、国内のSEO分析ツールより信頼性とコストパフォーマンスが格段に高いです。
強力で経済的なキーワード選定ツールまたは包括的な SEO 分析ツールをお探しの場合は、Mangools はぜひお見逃しなく。
この記事では、KWfinder を含む Mangools の各機能と使い方を詳しくご紹介します。
Mangoolsの利点と特徴
キーワード調査はキーワードとドメインに基づく 2 つのモードを提供
Ahrefsのキーワードエクスプローラー機能とサイトエクスプローラー機能を組み合わせたものと捉えるといいです。キーワードのレベルでキーワード選定を行えるだけでなく、ご指定のドメイン名やURLがインデックスしたキーワードの情報を確認することもできます。
より詳細な月間検索数と難易度のデータがある
Ahrefs は検索ボリュームが小さいキーワードのVol情報の表示が不十分、また小さな言語でのキーワードの KD(難易度) 表示が不正確という問題があります。KWfinderは、より詳しい Vol 値 (10 程度)とより正確なKDを提供することができます。これは、価値のあるロングテールキーワードの選定に役立ちます。
難易度を表するKD 値はこれは基本的に SEMRush が提供する KD 値とは同じレベルです。
SERPとともにキーワードリストを提示
結果を提示すると、すべてのキーワードが左側にリスト形式で提示され、選択したキーワードの詳細データとSERP結果が右側に提示されます。また、引き続き SERP を指定して、そのキーワードや外部リンクなどの情報を拡張できます。 非常に直感的に使用できます。
国、地域、言語を同時に指定可能
Ahrefs や SEMRush などの多くのSEO解析ツールは、国または地域に従ったキーワード調査しか実行できませんが、KWfinder は国と言語の両方を指定できます。複数の言語を使用する国を研究するときに必要な機能です。たとえば、中東の多くの国では、アラビア語と英語の両方が使用されています。
また、地域を指定する際には、対応する国の州や県レベルまで指定できるので、ローカルビジネスをメインとする企業にとっては非常に実用的な機能です。
実際の検索環境でSERPを表示できる
実際の検索環境でのSERPやコンテンツの見え方をシミュレートして表示できるため、実際のSERPを手動で検索エンジンで確認する際の煩雑な設定が不要です。PCとM端末の両方で表示できる利点もあります。
同じアカウントはチームメンバーの間で自由に共有可能です。
SEMRush などの一部の SEO ツールには、異なるデバイスまたは IP からのログインに制限があります。Mangoolsは同じアカウントを他人が使用する場合、ログイン状態のもう一人のユーザーをオフラインにさせることを除いて、他に明らかな制限はありません。
KWfinderの機能紹介と使い方
Kwfinderのキーワード選定リストのメイン画面
MangoolsのナビゲーションバーまたはDashBoardからKWfinderツールに入れます。デフォルトでは入力キーワードを根拠とするKWfinderのモジュールが表示されます。
キーワード一覧エリアに表示される機能と情報
キーワードを入力し、正しい国、地域、言語を指定して検索を開始します。
左側には、入力した語根を基に展開された関連キーワードの一覧と、キーワードのボリューム変化の趨勢、特定の検索ボリューム、キーワードの難易度、CPC、PPC のデータが表示されます。
それらをクリックして、データを昇順または降順で表示するかどうかが選択できます。
マウスを「検索」に合わせると、過去または過去 3 ~ 12 か月の月間平均検索ボリュームの表示に切り替えることができます。
CPC の上にマウスを置くと、CPC の通貨単位を切り替えることができます。
一部のキーワードの KD(難易度) 値は直接表示されません。KD 値を表示するには、対応するキーワードをクリックしてデータを更新する必要があります。これは、SEMRush がキーワードのKDを表示および取得する方法とまったく同じです。
キーワードのKDデータを一括で取得したい場合は、キーワードの前にあるチェックボックスにチェックを入れてから下の「Refresh」ボタンをクリックすると、キーワード情報を一括更新してKDデータを取得できます。
キーワードの KD データを更新すると、プラン枠内の 1 日あたりの SERP Lookupsのクレジットが消費されることに注意してください。
一日あたりのクレジットを確認するには、右上隅の個人ユーザー情報をクリックして、SERP調査のクレジットがどれだけ残っているかを確認できます。クレジットは 24 時間ごとに完全にリセットされます。
右下隅の「エクスポート」機能をクリックして、選択したキーワード データを外部ファイルとしてエクスポートします。 「リストに追加」をクリックすると、指定したキーワードが自分で作成したキーワードリストに保存され、その後の閲覧に便利です。さらにキーワードリストから検索順位チェック、追跡の機能(SERPWatcher)に追加してランキングの変化を監視することもできます。
次に、エリアの上部に戻ります。右側に3つのタブがあります。デフォルトで表示される関連キーワード「Related Keywords」(関連キーワード)に加えて、他の2つのタブを使用して他の形式のキーワード候補をチェックすることもできます。 「Autocomplete」(オートコンプリート)は、入力キーワードを厳密に語根としてに使用し、このキーワードを含む他のキーワードをチェックします。「Questions」(質問)は5W1Hの質問キーワードをチェックします。
左上のフィルタリング機能は、ユーザーが指定した条件に従って、リスト内のキーワードをさらにフィルタリングすることができます。利用可能なフィルタリング条件は上図に示されています。
SERPエリアに表示される情報と特徴
左側の対応するキーワードをクリックすると、キーワードの難易度、ボリューム、SERP、およびその他の情報が右側に表示されます。SERP情報には、各リンクのSEOメトリックが含まれており、キーワードの全体的な競争環境を分析するのに非常に役立ちます。
右側の3つのドット「…」をクリックすることで、「Show Backlinks」(被リンクをチャック)、「Show Keywords」(キーワードを確認)、「URL Profile」(URLプロファイル)の3つのオプションがあり、SERPエリアにおける一番便利な機能だと思います。
「Show Keywords」をクリックすると、SERP から出たURL に含まれるすべてのキーワードとランキング情報が表示されます。これは、KWfinder のドメインによる検索機能を有効にすること、つまり、指定したドメイン名または URL に含まれるキーワードを確認することと同じです。Ahrefsのサイトエクスプローラーでのキーワード確認機能として理解するといいです。
「Show Backlinks」をクリックすると、SERP に対応する URL に含まれるすべてのバックリンク情報が表示されます。これは実際にMangools の「LinkMiners」(被リンクチェック)機能を有効にすることです。Ahrefsのサイトエクスプローラーにおける被リンク機能として理解しましょう。
KWfinderの「ドメインで検索」の機能
ここまでは、デフォルトで選択されている「Search by Word」(キーワードによる検索)の機能を例に、KWfinderのインターフェース情報や各種機能を紹介してきました。 次からはKWfinderの「Search by Domain」(ドメインで検索)の機能モジュールをご紹介します。
このモジュールは、「Search by Word」モジュールとインターフェイスの面で大きな違いはありませんが、主に次の問題に注意してください。
- 他の SEO ツールと同様に、クエリボックスにはドメイン、サブドメインとURLという三つのレベルのリンクを入力できます。 ただし、KWfinder は入力済みのリンクがドメイン名、サブドメイン、または URL レベルのいずれであるかを自動的に検出します。
- Webサイト全体ではなく、ドメインのホームページのキーワードとランキングを確認したい場合は、リンクの「https」プロトコルも共にアドレスボックスに貼り付けてください。ドメイン全体をクエリすることに切り替えたい場合は、右上の「change to root domain」(ルートドメインに変更)をクリックしましょう。
- 「Try Also」のドメインは、KWfinder によって計算されたもので、競合相手になる可能性が大きいドメインです。
Mangools のその他の機能の紹介
KWfinder ツールに加えて、Mangools ツールには、「SERPChecker」、「SERPWatcher」、「LinkMiner」、「Siteprofiler」 という 4 つのツールも統合されています。 アカウントにログインすると、これらのツールを自由に切り替えることができます。
これらのツールは相互に関連しており、孤立したツールではなく、システムの 5 つの主要な機能と見なす方が適切です。
上記のように、他の 4 つのツールは、提供される情報の補足として、KWfinder の該当する位置に入り口があります。 次に、それぞれの主要能力をご紹介します。
SERPChecker
KWfinderのSERPビューの右上隅にある「Analyse SERP」をクリックするか、ナビゲーションバーからこのツールに入れます。KWfinderのSERPビューより関連情報がもっと十分です。次の機能と特性に注目してください。
- すべての Mangools SERP 機能は、最新のリアルタイムの SERP 情報を提供します。
- キーワードのSERPを確認する場合、モバイル端末かPC端末のSERPか指定することが可能です。多くの SEO ツールは端末の別でSERPを表示することができません。
- 検索エンジンにおけるSERPの実態をシミュレートすることができます。
SERP の結果が表示されたら、「Snapshot」(スナップショット)タブをクリックしてこの機能を有効にします。
検索エンジンを手動で設定して実際の SERP をクエリする場合と比較して、モバイル端末と PC 端末での SERP ページングの位置シミュレーションが比較的明確であることが最大の利点です。
モバイル端末のSERPページは無限ロード方式を採用しているため、SERPの最初のページにランクしているかどうかを手動で確認する際にミスが起こりやすいです。
SERPWatcher
指定したキーワードのリアルタイムの順位変化を追跡する機能で、他のSEOツールでは一般的にキーワードトラッキングやトラッカー機能と呼ばれています。次の機能と特性に注目してください。
キーワード追跡機能は、KWfinderの「Search by Domain」より正確にキーワードのインデックス情報とランキングを反映できます。
- トラッキングキーワードを設定する場合、ドメイン名レベルのみ設定できます。詳しいランディングページが検索順位レポートに反映されます。
- キーワード順位の監視を設定するには、PCかモバイルのランキングかを追跡するかどうかを設定できます。
- レポートでは、「Reports & Alerts」機能で監視・追跡レポートや警告情報の送信条件が設定できます。
LinkMiner
指定したリンクのバックリンクや参照ドメインを調べる機能で、他のSEOツールでは一般的にバックリンクチェックツールと呼ばれています。 次の機能と特性に注目してください。
- 外部リンクをクリックすると、ソースページの様子が右側に表示され、アンカーテキストの場所がすぐに見つかります。
- 参照ドメインに注目する場合は、検索ボックスの横にある「one link per domain」(ドメインごとに 1 つのリンク)をクリックしましょう。
SiteProfiler
指定されたリンクのバックリンク、人気コンテンツ、競合相手などの包括的な情報を提供します。多くの情報は、Mangools の他の機能モジュールでカバーされています。唯一のユニークな情報は、指定されたディレクトリまたはドメインの下での人気ページである「Top Contents」です。
人気コンテンツのページは、Facebook の共有数とそこにリンクされているドメインの数に基づいており、主流となるページの推測トラフィックによるものではないので、参考値は限られています。
Mangoolsのデメリット
Google API の使用制限
KWfinderの「Autocomplete」機能は Google API を使用しており、約 10 ~ 20 個のキーワードを検索した後、次のクラッシュ画面が表示されます。この問題を解決するには、VPNでほかのIPに切り替える必要があります。
クレジットのリセットは毎日ではなく 24 時間
使用可能なクレジットは厳密に 24 時間ごとにリセットします。クレジットが前の晩に使い切られた場合、翌朝にはいっぱいにならず、次の夜まで待つ必要があります。
リンクに依拠するキーワードチェックのデータが不完全
ドメインによる検索では、特定のリンクのキーワード情報があまり得られない場合があります。これらのリンクは、Ahrefs や他のツールで調査するとランキングキーワードの情報がもっと豊富です。
リンクでキーワードを確認する場合、キーワードのダイナミクスは大幅に遅れている
実際に使用してみると、「Search By Domain」によって提供されるキーワードレポートは、リンクがランク付けされた最新のキーワードではないことがわかりました。1年前か1年くらい前のキーワード情報であることが以前は明らに記述していましたが、現在ではその表現はより曖昧になりました。にもかかわらず、依然として遅れているデータです。これも、URLが入力されたあと、キーワードデータが取得できない原因の1つかもしれません。
リンクでキーワードを調査する場合、CPCキーワードのデータがない
公式ブログの紹介によると、オーガニックのキーワードに加えて、「Search by Domain」 は CPCのキーワードも確認できます。 実際にテストをした後、この機能が撤廃されていることがわかりました。これは、データのダイナミックスが遅れていることに関係しているはずです。
人気コンテンツは、推測トラフィックに基づいていない
Site Profiler には人気ページの機能がありますが、Facebook のシェア回数と外部リンクのドメイン数に基づいています。ページの推定トラフィックに基づくものではありません。
まとめ
上記は、Mangools SEO ツールの機能と使用方法の詳細な紹介です。 一般的に言えば、このツールの機能は非常に充実しており、月額数万円の多くの国内ツールと比較して、包括性、信頼性、およびコストパフォーマンスの点で勝っていると思います。最大の問題は、日本語の操作インターフェースがないことかもしれませんが、これはその利点には影響しません。ぜひ試してみてください!