Canvaは、簡単にスタイリッシュで目を引くデザインや画像を作成できるWebベースのデザインツールで、その使いやすさから多くの人に愛用されています。仕事で必要なちょっとした画像加工から、プロレベルのデザイン制作まで、様々なニーズやシチュエーションに対応しています。
日本のユーザーの特有の習慣や要求に合わせた機能や設定も充実しています。例えば、テキストを追加する際には、選べるお洒落な日本語フォントが豊富であり、日本のユーザーの好みにマッチするテンプレートやイラスト、写真素材が豊富に用意されているなど、使い勝手と実用性に優れたツールです。
使い方と特性を見ていきましょう!
Canvaとはどんなツール?製品の位置づけ
Canvaにちょっとでも触れたことがある人なら、きっとその豊富なデザインテンプレートや素材が目を引いて、「Canvaって画像をいじれるし、素材もたくさんあるんだな」と思ってるかもしれません。
でもね、キャンバはただの画像加工や素材集めの場所じゃなくなってきてるんです。最新のAI技術を使った画像編集や、サードパーティー製の便利なアプリがCanva内で使えるようになっているんですよ。
つまり、「Canva=画像加工+素材サイト+AIで賢く編集+メディア向けプランナー+デザイン用のアプリ市場…」みたいに、もっと幅広いツールになっているってわけ。しかも、Canvaの機能のほとんどに無料でアクセスできるから、かなりお得に使えちゃいます。
ここでは、Canvaの基本的な使い方や注意点、そして便利な最新機能について、初心者の方にもわかりやすくご紹介していきます。
Canvaの使い方
Canvaのログインと登録
Canvaのウェブサイトに行くと、右上に「ログイン」と「無料登録」のボタンが見つかります。ここからサインインしたり、新しいアカウントを作成することができますよ。登録する際は、Googleアカウントを使うといいですね。
Googleアカウントで連携する手順に従うと、すぐにCanvaの管理画面やダッシュボードにアクセスできます。最初にいくつか設定を求められますが、これらは基本的に後からでも変更できるので、とりあえず「後で」をクリックして先に進むとスムーズです。
利用目的の選択は必須ですが、この選択は、後で変更することも可能です。アカウントの設定を変更したくなったら、管理ページの右上にある歯車アイコンを探してください。
特に、Canvaの無料トライアルは初めから利用しない方が良いでしょう。その理由は、Canvaは無料版でもかなり充実した機能を提供しているためです。支払い情報を提供してフル機能のトライアルを開始する前に、無料ユーザーとしてCanvaを少し使い慣れることをお勧めします。
Canvaのメルマガを登録してもいいです。役立つヒントや利用のコツが常に届いてきます。
Canvaのダッシュボード画面(管理画面)をご説明
デザインや画面編集を始める際には、キャンバス付きの作業台のページが開きます。その入口はCanvaのダッシュボードになります。わざわざ詳細を説明する必要はなく、直感的に理解いただけるため、重要な部分に焦点を当てて説明いたします。
数字1:ここをクリックすることで、数字2のサイドバーメニューを展開または折りたたむことができます。
数字2:このサイドバーメニューには、Canvaの主要機能とツールへのアクセスポイントが並んでいます。素材やテンプレートに関する機能には’3′ や ‘5’ の番号がついたものや、画像編集画面など、いくつかの経路を辿ってアクセスすることが可能です。ツールに関する詳細は、後述の部分で説明します。
ご登録のアカウント状態も合わせてここで表示です。
数字3:ヘッダーメニューでキャンバの各機能、ラーニングセンター、料金体制を確認できます。
数字4:歯車のアイコンをクリックしてアカウントの詳細設定を行います。また、「デザイン作成」では新しいキャンバスのサイズを設定したり、画像ファイルをアップロードしたりします。それが終わったら、画像編集ページに移動して新しいデザインを開始します。
- カスタマイズ:大きさを設定して空のカンバスを作り上げます。
- 写真の編集:写真など画像ファイルをアップロードして加工します。
- ファイルのインポート:画像ファイルに加え、word、ppt、pdf、動画を取り入れることもできます。
さまざまな用途に合わせたプリセットサイズが利用可能で、とても便利です。
数字5:数字5の検索ボックスまたは下の方にあるタブ型のアイコンを使ってお気に入りの素材をすばやく見つけ出すことができます。
数字6:最近のデザインのところ、最近作ったデザインの履歴を確認することができます。
Canvaでテンプレートと素材の適用、文字入れ、画像編集をする方法
新しいカンバスのサイズを決めたあと、「新しいデザインを作成」のボタンをクリックすれば、作業のページに移動します。
作業画面は、左側の機能エリアと右側のキャンバスエリアから成り立っており、直感的に分かりやすいです。簡単に言うと、左側のエリアからご希望の素材やパーツを選択し、右側のキャンバス上で操作します。
ただし、機能や素材に金色のクラウンマークがついている場合が有料であることにご注意ください。
次に、個人のCanva Proアカウントに切り替えて、有料機能や有償パーツを含むCanvaの使用方法をデモします。
テンプレートと素材の適用
素材の選定と使用において重要なポイントは、検索機能を活用することです。検索ボックスにキーワードを入力すれば、Canvaにある豊富な素材から、ご希望に沿った関連性の高いものが選び出せます。
「素材」の適用について説明しましょう。サイトメニューから「素材」タブに進みます。ご覧の通り、「素材」の中には様々なタイプが含まれています。
例えばタピオカのイラスト素材を利用したい場合、「グラフィック」をクリックします。そして検索ボックスで「タピオカ」を入力します。
入力してから、タピオカのイラストがいっぱい出てきます。クリックすれば右側の編集中のデザインに適用されるようになります。
見てのとおり、サイトメニューでは選定イラストの下の方には似たようなスタイルのイラストも数個出てきます。お好みのスタイルの素材をさらに特定することには非常に役立つです。
ご希望のスタイルの素材をすばやく絞り込むもう一つのコツは検索ボックスの右にあるフィルターを利用することです。ここでカラー、向きなどの条件つきで素材をさらに絞り込むことができます。
テンプレートを適用するときも使い方がほぼ同じです。ただ、作業ページではテンプレートのグループ分けはあんまり見やすいではないと思います。上層の管理ページに行ってテンプレートをタイプやジャンルによって絞り込むのもおすすめです。
Canvaで文字入れをする方法
Canvaではカッコイイ日本語フォントもたくさん内蔵しています。おしゃれな文字入れの画像や写真を作ることはとても簡単です。
まずはサイトメニューで「テキスト」タブに切り替えます。次に、「テキストボックスを追加」をクリックして編集領域にボックスと見本テキストを追加します。そして、テキストボックスを選択し、数字3のドロップダウンロードメニューからおしゃれな日本語テキストを追加しましょう。
もちろん、メニューの領域で見出しボックスとプリセットのフォント組み合わせを利用することもぜんぜんいいです。
フォントに加え、上の画像のように、テキストのサイズ、色、エフェクト演出などもいろいろと設定できます。
Canvaでの画像編集——切り抜きの方法
Canvaで画像ファイルを編集する方法も分かりやすいです。一言でいうと、作業エリアで編集しようとする画像をクリックして選定し、そして「画像を編集」のボタンをクリックし、左側にある画像編集に関するCanvaの内蔵機能を使えばいいです。
一方、Canvaの画像編集機能はあくまでデザインを見栄えよくするために内蔵される機能で、PhotoShopほどほとんどの画像編集の状況に対応できるわけではありません。
次に、よくある画像や写真の切り抜きのニーズはCanvaでどうやるか見ていきましょう。画像の切り抜きは二種類の作業に分けられると思います。
- 長方形の範囲に画像の一部だけを抜き出し、残りの部分を不要にすること。「切り取り」ともいいます。
- 画像にある被写体の輪郭に沿って、その被写体だけを抜き出し、残りの部分を不要にします。
方形範囲の切り取りになる場合、まず画像全体を選定します。すると、数字1のように、パーパルの枠線が出ます。次に、数字2のとこにある「切り抜き」ボタンをクリックして切り取りを始めるといいです。
被写体だけを画像から切り抜きにする場合、画像を選択したあと、数字2の「画像を編集」のボタンをクリックして数字3の「背景リムーバ」を使いましょう。
しばらく待つと、人物だけが切り抜きになる画像をもらいました。
削除と復元のブラシを活用して、切り抜きにしたい領域をさらに調整することもできます。
Canvaで動画を編集してみた
動画のアップロードとデザインもCanvaがサポートしています。前で述べたように、Canvaの編集機能はデザインを演出するために存在しているもので、包括的な編集機能が揃っているわけではありません。Canvaの動画編集の機能も同じです。
では実際にCanvaの動画編集はどんな機能ができるのか見ていきましょう。
画像を選択してから数字2の「動画を編集」ボタンをクリックすると、左側メニューで動画編集に関する機能が出てきます。主な機能は調整タブに集まっています。
ご覧のとおり、「調整」タブは主に動画のカラー、明るさ、彩度などを制御するための機能です。
「エフィエント」タブには動画版の「背景リムーバ」機能しかありません。
また、数字2のとなりにあるハサミボタンをクリックして、動画をカットしたりすることもできます。
スマートモックアップ(smartmockups)の使い方
モックアップとは、工業製品の設計・デザイン段階で試作される、外見を実物そっくりに似せて作られた実物大の模型のこと。Canvaでこの機能を使うと、画像やデザインを実物に印刷する効果を演出させることができます。
使い方を見ていきましょう。まずは管理画面に切り替えて数字1の「Smartmockups」をクリックします。次に数字2のところにある検索ボックスやタブを利用し、似せたい製品や効果を選びましょう。
例えば、看板を入力して検索してみました。
そして次に、モックアップにしたい実物を選びます。そして問題をきれいに加工します。
最後はCanvaの提示のとおりに、自分のアップロードした画像やCanvaによるデザインを適用すればいいです。
Canvaのコンテンツプランナーの機能
コンテンツプランナー機能を使えば、作成したデザインのスケジュールを作って自動的にSNSなどの第三者プラットフォームに飛ばすことができます。
SNSを運営するためにたくさんのコンテンツを作ったり定期的に投稿したりする人にとってはとても役立つ機能です。カレンダーの日付にデザインを振当てて、時間と発信のプラットフォームを指定すれば。デザインはその日時になると、自動的に投稿を行います。
管理画面のサイドメニューで「コンテンツプランナー」をクリックします。自動投稿したい日付にある「+」アイコンをクリックしてその日に自動で発信したいデザインを追加します。
すると、投稿設定のウィンドウが開きます。まずは左側で作成したデザインを指定しましょう。次に、右側で投稿に関する設定をします。
数字1のところに自動投稿の時間を指定できます。
数字2のところに投稿のチャンネルまたはプラットフォームを指定します。現在ではサポートのチャンネルは下に示しています。
数字3のところディスクリプションを書いたあと、数字4の「スケジュール」ボタンをクリックすると、このスケジュールが決まります。
終わり
Canvaはデザイン機能が豊富なツールとして、これから長く使っていく場合、サブスクする価値が大きいです。一つをサブスクすれば、素材バンク、AI画像加工ツール、チーム共同作業など多くのサービスを購入するくらいのお得です。ぜひ検討しましょう。